saekichi ぶ ろ ぐ

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身内に突然「せん妄」の症状が出たら?

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家族でも身近な人でも、認知症とは少し違う『せん妄(せんもう)』の症状というのが出ているのを見たことがあるでしょうか。

せん妄とはどういったものなのか、そして症状が出ている人にどう対応すれば良いのか…私が実際に体験している内容も含めて説明をしていきたいと思います。

せん妄とは?

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そもそも「せん妄(せんもう)」とは何なのか。

大まかに言えば「認知症」に似たような症状。

『急性の脳機能障害』 です。

主に、

・意識障害(意識変容)

・幻覚、錯覚

・精神運動興奮

・失見当識

などの症状がみられます。

(意識障害:物事を正しく理解する事や適切な反応ができなくなる事[意識変容とは興奮・徘徊・異常言動など])

(精神運動興奮:突然カテーテルなどを引っこ抜いたりなどの行動)

(失見当識:日時や方向感覚など相違を区別する認識力を失う事)

症状を見てみると「認知症」と同じじゃないか?と思うかもしれませんが、症状というよりも「特徴の違い」と言った方が分かりやすいでしょうか。

認知症とせん妄の違い

まず、せん妄の特徴は、

・突然症状がでる

・一過性のものである

・症状が変わりやすい

・意識障害がある

このように、ある日急に変わった!など症状が現れた時期を特定しやすいと言われています。

環境や生活リズムを直していく事で元に戻る見込みがあるそうです。そして、1日のうちにさっきまでイライラしていたかと思えば、次にはハキハキ喋っていたり…入院や薬、昼夜逆転の生活や睡眠不足など様々なストレスによって症状が出てしまうそうです。

なので、それらの環境などを直していくなど原因を取り除いていったりすることにより症状が収まり元に戻るようです。

 

そして、認知症の特徴は、

・症状が始まった時期が曖昧

・元に戻る事はない

・症状はゆっくり悪化していく

・意識障害は少なめ

認知症に関しては、こういった特徴がせん妄とはだいたい逆になります。

歳を取るにつれて脳機能の低下により、次第にこのような症状が出てきてはそのまま機能低下していくので元に戻る事はないそうです。 

なので、次第に症状が出てきて環境や生活の改善を試みて症状に変化がなければ「認知症」、突然症状が出て生活等の改善により症状が良くなっていく傾向がみられれば「せん妄」という風になりますね。

実際にどんな症状がみられたのか

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私の父は80歳になります。

(薬の服用は一切ないので薬の影響は考えられません)

ここ最近の1年間でどのような環境・状況でそこからどう変化していったのか。

《1年前》

少しずつボケが始まったのか、運転中方向感覚を失い自宅までの距離15分を2時間かけて帰ってきたらしい(コワイわぁ〜)

《10ヶ月前》

運転はこれ以上危険と判断し、車の廃車手続きを済ませる。この頃からちょっとずつ以前話した内容と同じことを次会った時も話すようになる。

《8ヶ月前》

車がなくなった寂しさからか少しずつ元気が無くなってきたような感じ。会話は普通にキャッチボールが出来る状態。

《7ヶ月前》

仕事中(警備)巡回の為自転車に乗ろうにも倒れてしまいその日は帰る。

継続するのは難しいと判断し仕事をやむなく辞める。完全に年金暮らしとなる。

《6ヶ月前》

車も仕事も失い気力が一気になくなる。元々なかった食欲もさらになくなり筋力も落ちてきた。唯一の趣味はパチンコとナンプレのみ。

《5ヶ月前》

年金だけでは苦しい事からバー様が仕事を始める(清掃)週の半分は日中一人で出歩く事もなく家で横になったまま過ごす。

《3ヶ月前》

この辺りから急激に老衰が酷くなる。筋力がなくなり一人で歩くのも大変になってきた。唯一動くのは病院かトイレのみ。喋るのも力がなくなってきた。

《1ヶ月前》

食事もあまり取らず長い時間立つのも歩くのもしんどい状態。言葉がもう聞き取りづらくなる。老衰と共に少し認知症の症状が出てくる。

《2週間前》

栄養失調で意識が朦朧とする。言葉は会話があまり出来ない。病院にて点滴を打ってもらう。

 

翌日から、点滴のお陰か少しずつ水分やゼリー果物など摂取出来るようになる。顔色も少し良くなり会話も少しずつ出来るようになる。

そして、後日バー様も仕事を辞めジーさんと一緒にいる事になりました。

ある日突然別人のように

老衰と栄養不足からこの一年…半年の間に一気に弱ってしまい認知症の症状も出てきました。

少し状態に改善が見られたある日、突然それは起こりました。

前日に会った時は言葉も聞き取りにくい状態で完全にヨボヨボの寝たきりジーさんでした。

それが、翌日行くと椅子に座りテーブルの上で年賀状を仕分けしてるではないですか。

しかも、めっちゃハキハキしゃべってる…

 

誰…このイキのいいジーさん…

 

ここからが問題なんですけどね。

まず、会話が全く成り立たない。

投げかけた言葉に対して返ってくる内容が全く違う。内容を考えてみると、ちょうど5.60代頃のジー様と喋っている感じ。

年賀状の何をどー見てるのかも分からないけど、「ウナギがバーってぶち撒かれちゃったから片付けに今から市場行かないといけないからよ」(当時市場で働いていた)と言っては出て行こうとしちゃうんです。

それから今現在まで、一度も会話は成り立ちません。目で見たもの・耳で聞いたものと脳が繋がっていないんです。

そして、ここ数年の事は記憶から消えている様子。

下の子をたまに連れて行きますが、上の子が4歳位だと思ってる。上の子は覚えているが下の子の名前を言っても言葉が出ない、しばらくすると上の子の名前で呼ぶ。

訳の分からない事での会話となっているが、多分当時経験した事をその当時だと思って喋っているのでしょう。

本人は分かっていません。

生活環境を考えてみる

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確かに元々の生活環境(昼寝て夜仕事)も影響しているとは思いますが、ここ数ヶ月は特に

・仕事等失いやりがいがなくなる

・昼寝て夜はずっと起きてる

・睡眠不足

・テレビも電気もつけっぱなし

・トイレ以外ほぼ寝たきり

・会話や人との触れ合いが減る

など、明らかです。

まずは、入院したなどの環境が変化していないか、そして薬の服用による影響はないかなどを考えてみる必要があります。

父の場合は、入院も5年前で薬の服用もないので、上記に挙げたものが原因となっていると思いますので少しずつ環境を整えていかなくてはいけません。ただ、雨続きで外に出るのが難しかったり一緒にいるバー様もまた行動に移すのが難しい(やらない)

ただ、まだ一日ちょっとだけど昼起きて夜はグッスリ寝たそうです。

こうやって生活を変えて少しでも症状の改善が見られればと思います。

会話や行動に対しては、否定や止める(危険がなければ)事はせず、そのまま受け止めています。

そして、無理をしないで会話のやり取りや生活の中でこうしようね〜というのを少しずつちょっとずつ話をしながら見守っています。

さいごに

ある日突然症状が起こると、ビックリしてしまうかもしれませんがまずは周囲の人間が落ち着いて対応できると良いですね。

生活環境やリズム、食事による栄養摂取、適度な運動など歳を取ってから変えていくのはなかなか難しいと思うので若いうちから意識していく事が本当に大事だな、というのを改めて思いました。

しかし、老衰であろうと「脳機能の低下」というのは本当に何も出来ない事が恨めしく思います。

認知症は元に戻る事はないと言われていますが「せん妄」は環境等改善の中で回復すると言われています。

なので、アレ?と思ったらお医者さんに診てもらい改善策を一緒に考えていきましょう。

周囲の人たちが落ち込んでしまうのも良くありませんからね。

 

《オマケ》

先日も、まるで市場で働いている若かりし?頃のジーさんであろうジー様と、相変わらず成り立たない会話をした帰り際、じゃ〜また明日来るからね〜と言ったら…

おぅ!イトウちゃんに宜しくな!

 

……。

 

イトウちゃんて誰やねーん!

思わずツッコミ入れて帰りました。

(身近にイトウちゃんはいません)