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食中毒が増える時期に気をつけたい事

日常
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6月に入ると気温も一気に上がり、梅雨も迎えるため湿気が多くなりますね。

そんな時期に気をつけたいのが、『お弁当』

職場以外にも、子供の大会のお弁当など外や体育館などの、日差しや湿度が高い場所での保存には十分に気を配りたいですね。

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食中毒のニュース

先日、千葉県でこんなニュースが取り上げられていましたね。

浦安のホテルで34人ノロ食中毒

6/3(土) 10:45配信

千葉日報オンライン

 千葉県は2日、浦安市のホテル「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ」での結婚披露宴に参加した26~90歳の男女34人がノロウイルスによる食中毒症状を訴え、同ホテル内の一部の調理・配膳場を同日から3日間の営業停止にしたと発表した。重症者はいない。

 県衛生指導課によると、患者は5月28日に開かれた四つの披露宴の参加者。同じ調理・配膳場が提供した料理を食べており、29日から下痢や嘔吐(おうと)の症状が出た。複数の患者・従業員の便からノロウイルスが検出され、市川保健所は披露宴での食事が原因の食中毒と断定した。

千葉日報より引用

これは、ディズニーランドの近くにあるホテル。

有名な大手ホテルでも起こり得る、ということなんですね。

そして、もう一つ

平成29年6月5日(月曜日)午後2時頃、野田市教育委員会から「6月3日(土曜日)から4日(日曜日)にかけて館山市及び南房総市内で開催された中学校のバスケットボール大会の参加者で下痢等の症状を呈している者がいる。」旨の連絡が野田保健所にあり、大会会場を管轄する安房保健所が調査を開始した。

調査の結果、館山市内の飲食店「のみくい屋 たの字」が6月4日(日曜日)に調製した弁当を喫食した中学校8校92名と大会運営委員85名のうち、中学校6校56名及び大会運営委員15名が下痢、腹痛等の症状を呈し、11名が医療機関を受診していたことが判明した。

患者に共通した食品は、当該施設が調製した弁当に限られていること、患者の便から食中毒の病因物質であるウエルシュ菌が検出されたこと、患者の発症状況がウエルシュ菌によるものと一致したこと、患者を診察した医師から食中毒患者届出票が提出されたことから、本日、安房保健所長は、当該施設を原因施設とする食中毒と断定し、営業停止処分を行った。

千葉県庁千葉県健康福祉部衛生指導課より引用

これは、千葉県の中学のバスケット春大会の県大会での出来事ですね。

県内から集まっているので、宿泊での学校やバス等で移動してくる学校もありますが、お弁当を用意できない人たちがお弁当を頼んでの出来事ですね。

この他にも、同じ千葉県内はもちろん、全国でニュースが取り上げられていますね。

保存状態等でいつでも起こり得るのが食中毒

実は、2つ目にご紹介した館山市で行われていた県大会会場へ、私も子供の応援に行っていました。

実際に食中毒が起こったのは2日目の6月4日だそうで、初日しか行きませんでしたが、両日ともとても気温は高く、体育館内は多くの人、そして窓は閉めきっているのでとても湿度が高かったです。

さらには、熱気などでも体育館内の気温・湿度は上がっていたと思います。

お弁当を業者にお願いした場合もそうですが、食べる直前に届く訳ではない、もしくは届いてからすぐに食べれる状況ではないということがよくあると思います。

自宅から作ったお弁当を持ってきた場合は、

・しっかり冷ましてから入れる

・保冷剤を入れる

など、まずは菌が増殖しない状態を作りやすいかと思います。

ただ、届くお弁当の場合は、

・製造過程

・届けられる時の状況(車内の温度など)

・届いてからの保存状態

・届いてから食べるまでの時間

これらの状況をしっかり把握できない状態で食事をすることになります。

もちろん、特にこの時期は保健所から十分に注意喚起がくると思いますので、各業者も気をつけていると思います。

ですので、ここで気をつけたいのが『保存の管理』

いくら自宅で気をつけて持ってきても、いくら業者が気をつけて運んできても、保存しておく際の管理が悪かったら、それらが無駄になってしまう可能性が高まるのです。

菌は作り始めてすぐに、少しづつ増殖すると言われています。

作ってから着くまでにいくら対策をして「菌の増殖」を抑えていても、そのあとの管理によって食中毒を起こす可能性はいくらでもあります。

なので、特に外や人の多く集まる室内では保存状態を考える必要があります。

保存する際に気をつけたい管理方法

・日差しが当たる場所へ置かない

・温度が上がりそうな場所へ置かない

直接日差しが当たるとお弁当内の食材は一気に温度が上がり、菌は増殖を早めます。

サッカーや野球など外でのスポーツでは、

・日陰を探す、もしくは日陰を作る

・シートなどで日差しを遮る

・荷物やお弁当の下に何か敷く

などをするのが良いでしょう。

ちなみに、体育館などの室内でも窓からの日差しが入ることがありますので、同じように直接日差しが当たらないように気をつけたいですね。

シートなどで覆う時はびっちり覆ってしまうと、シート内の温度が上昇してしまう恐れがありますので、「隙間をあけてあげる」ことが大事になってきます。

そして、可能な限り『保冷剤等』で食材の温度の上昇を防いでください。

荷物やお弁当の下に何かを敷くのもそのためです。

地面からの温度で、バック内やお弁当が温められてしまうので菌の繁殖は早まってしまいます。ですので、上だけなどではなく様々な角度からの温度の上昇を防ぐための注意が必要になります。

室内でも同じように、バックの中に入れたままよりも出して風通しを良くしてあげたほうがお弁当箱内の温度・湿度も急上昇せずいいでしょう。

室内の温度が高そうであれば、保冷剤を多めに持っていくのがいいと思います。

そして、「買ってきた・届いたお弁当」はそのまま重なった状態で保存してしまうとお弁当同士の温度でまた高まってしまう恐れもありますので、出来るだけ温度を上げない状況を作ってあげることが大事です。

常温保存も同じく菌の繁殖の原因となりますので冷やせる状況であれば冷やすか、すぐに食べるのが良いでしょう。

お弁当を作る際に気をつけたいこと

朝早くからお弁当作りって本当に面倒大変ですよね。

でも、時間がなかったり早く出なきゃいけない時ってありますよね。

それでも、やっぱり自分の為・子供のためなど気をつけないと後で後悔するだけですから、ちょっとだけでも気をつけないといけませんね。

まず、作るときに気をつけたいこと

・冷蔵保存が必要な食材は入れない

・マヨネーズなどを使ったものは控える

・加熱してすぐに詰めない

・しっかり冷ましてから閉め保冷剤を入れる

よく「キャラ弁」などで使われる「チーズ」などは冷蔵保存が必要な食材です。

あとは「ポテトサラダ」これはマヨネーズが使われているので、傷みやすいのです。美味しいし子供も好きですから入れたいですよね〜…でも傷みやすいものはやはり食中毒の危険が高まりますので致し方ないですね。

ウインナーやハンバーグなど、加熱してすぐにお弁当箱に入れてしまう人が多いようです。これは冷ましてから入れましょう。

お弁当内の温度が高いまま保存されてしまいますので、加熱したものは冷ましてから。

最後に、菌が嫌う「冷やす」行為。これが保冷剤の役目です。

むわっとする位が、菌がもっとも好む温度ですので、それを冷やして阻止してあげます。凍ったゼリーや飲み物でも同じような役割を果たせます。

食中毒を起こさないために気をつけたいこと

お弁当作りでもそうですが、自宅でも起こり得ることですので、いつでも注意が必要です。

買い物をしたら帰ったらすぐに冷蔵庫等にしまいましょう。

食中毒を起こす菌が好む温度は20℃〜50℃と言われています。(35℃くらいが食中毒菌がもっとも好む温度)

ただし10℃以上になると増殖を始めるそうですので、その温度を避けた状態での保存が好ましいです。

作り置きや、帰りが遅い家族へのご飯も保存状態を考えなくてはいけませんね。

たまに口に運んだものがポロっと落ちてしまうこともありますよね。

よく「3秒ルール」など誰が作ったか分からないルールで拾って食べてしまうこともあるかと思います。

だれが通ったかも、何を踏んだかも分からない場所に落ちたものを拾って食べる行為は危険ですのでやめましょう。

お弁当など、食べる際にねっとりしていたり、ちょっと匂いが違うということもあります。その場合は保管状態が良くなかったということも考えられますので、ヤバイと思ったら食べるのは控えましょう。

もし、口に入れてしまって味がおかしいと感じたら口から出して口の中を何度かゆすぎましょう。(水またはお茶)

あとは「手洗い・うがい」はこまめにするのが良いですね。

その他、食べ物ばかりに気が向いていますが『ペットボトル』

コップに注いで飲む・冷蔵庫に保存する場合は良いのですが、持ち運んで口をつけて飲む人が大半ですよね。

ここにも意外な落とし穴があるのですが、一度口をつけて飲んだペットボトルを常温や高温となる場所に置いておくと口の部分に菌が増殖してしまうのです。

ですので、特に暑い時期は念のため気をつけてくださいね。

食中毒を起こす菌の種類

食中毒を引き起こす主な原因は『細菌』『ウイルス』です。

まずは、主によく聞く4つの細菌

◆病原性大腸菌(O-157など)

感染の原因となるもの

汚染された食肉などからの二次感染

生野菜や生肉などあらゆる食品

症状

腹痛・下痢・発熱・嘔吐

◆ウェルシュ菌

感染の原因となるもの

主に食肉

肉類・魚介類・野菜類を煮物にしたものが多い

症状

腹痛・下痢・嘔吐

◆サルモネラ属菌

感染の原因となるのも

サルモネラに感染している肉や卵を原材料として使用したもの

レバ刺しやオムライスなど

症状

腹痛・下痢・発熱・倦怠感

◆腸炎ビブリオ

感染の原因となるもの

魚介類の刺身や寿司

二次感染した野菜

症状

激しい腹痛・下痢・発熱・嘔吐

次は食中毒を起こすウイルス

◆ノロウイルス

感染の原因となるもの

感染者の便や吐しゃ物

ノロウイルスに汚染された食品・二枚貝

症状

腹痛・下痢・発熱・激しい吐き気・嘔吐

◆ボツリヌス菌

感染の原因となるもの

酸素のない缶詰・瓶詰・真空パックなどの保存食品

症状

吐き気・嘔吐・視覚、言語障害・呼吸麻痺

◆黄色ブドウ球菌

感染の原因となるもの

穀類やその加工食品

握り飯やお弁当

症状

激しい腹痛・下痢

これらは食中毒のニュースでもよく聞くことがあると思います。

上記に挙げた以外でも、細菌・ウイルスによって食中毒が起こることもありますから注意が必要ですね。

さいごに

今回はたまたま自分がいた会場でも起こった食中毒でした。

場合によっては自分の子供がなる可能性もあったかもしれないという事は本当に怖いですね。

実は数年前コンビニのあるものでも、子供と私があたった事があり、それからコンビニ(コンビニじゃなくても)のあるものが食べれなくなりました。

トラウマにもなりますので、食中毒は本当に気をつけたいですね。

「つけない」「ふやさない」「ひろげない」

これらが大事になってくると思うので、その為にも、お弁当を作るときに注意することや保存の管理、こまめに手洗いなど、予防はできるはずです。

なので、特に食中毒が多く起こるこの時期は一人一人が気をつけないといけないですね。

学校や職場、スポーツ団体など、先生や指導者そして保護者はしっかり声をかけて注意喚起していきたいですね。

一人でも多くの人が美味しくご飯を食べれますように(^ ^)

最後までお読みいただきありがとうございます。

日常食べ物・飲み物
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saekichi

2児の母であるコロナで撃沈中のタクシー運転手。
バスケットや野球、水泳などをやってきたスポーツ好き。
筋トレや身体の使い方、栄養など子供の成長や大人の魅力アップに繋がることをもっと学びたいと思っています。
たまに絵も描いてます。

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